Seven of Pentacles
Pentaclesのスートはディスクやコインとも呼ばれて、物質や身体的な世界を示しています。Pentaclesのカードはよく、富や金銭問題だけを象徴していると勘違いされがちです。ですが、このカードは全ての物事の成功や繁栄につながっていて、金銭的なことやキャリア上での成功だけではなく、感情や精神的な繁栄、そして健康問題についても教えてくれるのです。あなたの人生が順調か?Pentaclesのスートがあなたに一番尋ねてもらいたいことです。そしてもし、あなたが結果を気に入らなかったとしたら、Pentaclesのカードこそが、正しい方向に踏み出すための鋭い洞察をあなたにもたらしてくれるでしょう。
Pentaclesのスートは、現実的な地の星座-牡牛座、乙女座、そして山羊座と結びついています。
Seven of Pentaclesは農具にもたれた若者が、自分の畑に実った作物を見ている様子が描かれています。作物がいくらのお金になりそうかの見積もりが、期待ほどにならなそうで、たくさん実っているにもかかわらず、その表情は不満げです。もう一手間をかける事を惜しんでいる事を意味します。例え期待に沿うものでなくとも、目の前にある物や手に入れた物の価値を認める事の大切さを知らせようとしているカードです。努力の方向性が違います。目的と手段がずれています。何を望んでいたのか原点に立ち返り、それに沿った努力をすべきです。まず自分の方向性をきちんと決めるべきです。そしてその方向性は過去のあなたの中に隠されています。
正位置「取らぬ狸の皮算用、損得勘定、結果に満足できない、もう一手間かける事が大事、不満が募る」
正位置で出た場合は、目の前にある物の価値を低く見積もっている事などを意味しています。長い間取り組んできた事に期待したほどの結果が出ず、どうでもよくなってしまったり、「こんな結果なら意味がない」と受け入れる事を拒否したり、折角の成果を放り出してしまった状態です。何となくがんばっている、はダメです。自分の進む方向が分かってはじめて努力が実ります。どんなにがんばっても、評価されない限り努力したとは言えません。実になっていないのなら、別の方策を考えなければなりません。努力が誰かの目にとまり、その人を動かさない限り努力は実りません。それはチャンスに恵まれなかったのではなく、目にとまるような秀でたことをしていないからです今の努力では実になりません。違った方向から攻めましょう。しかし自分が満足する方向で攻めることが大切であり、もしかしたら対象とするもの(人)が違うのかもしれません。
逆位置「打算的な計画、損得勘定をやめる、ダメもとで取り組むとよい、待てば努力が実になる」
逆位置で出た場合は、損得勘定をしすぎて成果を無駄にしてしまう事などを意味しています。作り上げたものを無価値だと決めつけて、折角の成果をほったらかしにしていたり、成果が形あるものになる期を逸してしまったりする恐れのある、大変「もったいない」状態です。努力が実になっていないと思っています。そしてそれは事実です。努力が実になるためには時間が必要です。実にならない努力はありません。今は無駄だと思えても、違う道を進んだ時にそれは大きな実りとして返ってきます。時間が経つと、いつの間にかお宝になっています。
絵の解説
農具にもたれた若者が、自分の畑に実った作物を見ている様子が描かれています。作物がいくらのお金になりそうかの見積もりが、期待ほどにならなそうで、たくさん実っているにもかかわらず、その表情は不満げです。今まで一生懸命努力をして来ました。そしてみごとに金貨が実りました。しかしあなたは満足していません。なぜなら、お金を得て世の中に還元することは、既に経験してきたからです。あなたはそれに限界を感じたためにこの農場を耕していました。しかし、この木には真の実りである作物は実っていません。この作物は売れ残って山積みになってしまったようですが、なぜ売れ残ってしまったのでしょう。あなたは努力はしたものの、本当に売り切れるようなものを作りきれていなかったのです。