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Session major-arcana,tarot 5.THE HIEROPHANT

5.THE HIEROPHANT


THE HIEROPHANT

柱と柱の間に座り、目の前の若い聖職者に宗教的な教えを伝え、右手で祝福のサインを送っています。「女教皇」は教えを秘儀として守っていましたが、法王は広く普及させていく姿勢を持っています。それだけ、寛大で与える精神を持っています。

正位置「指導的立場、安定、責任感」

正位置で出た場合は、包み込む温かさや人との共感を意味します。何かで困ったり悩んでいたりしても、援助の手や良い助言を得られます。
人と関わり合うことで大きな喜びを得られます。

逆位置「自己中心的、出し惜しみ、孤立無援」

逆位置で出た場合は、包み込む温かさや人との共感が弱まったことを意味し、法王とは全く逆の、偏狭でギスギスした性質が強調されます。自分のメリットばかりを求めるためケチになり、他人に対して出し惜しみをします。援助が得られない状況も示します。

絵の解説

法王が神の啓示を受け、堂々とした雰囲気で信者に説教をしています。

あなたは壇上の法王から説教を受けています。
法王は二本の柱の間に座っており、その後ろは神の世界です。
彼は説教が始まる前にあなたの目の前に鍵を置きました。そして
「この鍵は神の世界への扉を開ける鍵だ。この鍵を使うことが許される者だけが、扉を開け、神の世界に入ることができる」
と無言で伝えました。
あなたはいつか鍵を使うことを許されると信じていますが、今は恐れ多くてそれに近づくことができません。
そして、壇上にいる彼を見上げ、
「法王は私たちよりも神に近い位置にいらっしゃる」
と、熱心に純粋に説教を聞いています。

しかし本当に法王だけが神に近いところに位置しており、彼だけが鍵を使うことが許されるのでしょうか。

法王は信者よりも大きく描かれています。
あなたにとって彼はとても大きな存在です。
しかし彼はあなたが望む神の世界に通じる扉の前に立ちはだかっています。
あなたは熱心に純粋に説教を聞いており、神の世界への扉を開けるのに十分な忠誠心を既に持っているのですが、法王を前にして身動きをすることができません。
いえ、あなたは法王を神そのものだと勘違いしているのです。

そんな信者を平伏させ、法王は何を語ろうとしているのでしょうか。
よく見ると他のカードと比較して顔が変です。なんかお面みたいな。。。
もしかしたら彼の素顔は別のところにあるのかもしれません。

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