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自分の‘内なる子供 と インナーチャイルドの癒し

三相の自己
彼の話は、私の見解を一変させました。私はそれまでの経験から、自分がいて、ハイアーセルフがいるのは理解していました。
自分の人生ではそのように見えましたから。ところが、そのカフナの男性は、私たちにはハイアーセルフ(高次自己)と、ミドルセルフ(中位自己)と、ロウアーセルフ(低次自己)という3つの相があると明言したのです。
全ては3つからなるのですから、それはきわめて納得のいく話でした。・・・ここで一番重要なのは、人はロウアーセルフとつながってからでなければハイアーセルフとつながることは出来ないという認識です。
スピリットは天に上昇する前に、まず下へ降りていかねばなりません。・・・もっとも端的な言葉を使えば、ロウアーセルフとは私たちの“無意識”のことです。
しかし無意識とは本人とその個人的思考のみにつながるものという一般的な見方と異なり、ここでいうロウアーセルフとしての無意識は地球上すべての人とつながっており(ユングのいう集合無意識です)、しかもあらゆる人の無意識を非常に深く知っているのです。それは現在地上に生きている人だけでなく、過去に生きていた人、未来の地球に生きる人の無意識を非常に深く知っているのです。
私たちの潜在意識も、確かに過去や未来について、少なくとも地球に関することなら詳しく知っています。しかしロウアーセルフはそれに加えて、人間だけでなく地球上のあらゆる生命、即ち息づく生物圏全体を把握しているのです。ロウアーセルフは完璧に記憶しています。またロウアーセルフは生きていて、一人の存在としてあなたと出会ってコミュニケーションすることも出来るのです。それは“母なる地球”自身にほかなりません。“母なる地球”こそ、私たちのロウアーセルフなのです。
明確にしておきたいのですが、ロウアー・セルフとは「母なる地球」と、その地表、地中、空中に存在するすべての生命をいいます現時点では月がロウアー・セルフに含まれるかどうかは、はっきりしません。私はおそらく含まれるのではないかと考えていますが、定かではありません。
ハワイのカフナたちによれば、そしてこれは世界中の先住民族の考えでもあるのですが、地球は二歳から六歳くらい(人によって多少ばらつきがあります)の子供だというのです。地球は何時も子供ですが、それは彼女(母なる地球)が本当に子供だからなのです。自分のロウアーセルフと繋がる為には、地球を愛し、地球と遊ぶことから始めなければならないというのが世界中の先住民族の信じるところです。・・・母なる地球はあなたの内なる無邪気な子供としか結び付かないからです。
自分のロウアー・セルフとつながるためには、地球を愛し、地球と遊ぶことから始めないとならないというのが世界中の先住民族の信じるところです。大人たちの教養やその知的思考、権謀は策略などはすべて「母なる地球」とつながるには何の役にも立ちません。そうしたことに彼女は興味を示さないのが普通です。毎日何時間も瞑想したり、ほかにいっさい何もしないで「母なる地球」とつながる試みだけに没頭することもできるでしょうが、それらはたいてい時間の浪費に終わります。一生懸命がんばって努力すればするほど、何かが起こる可能性は低くなるようです。なぜでしょう?「母なる地球」はあなたの内なる無邪気な子供としか結びつかないからです。
そして御存じの通り、私たちの殆どがその子供のような無邪気さを失っています。・・・もしあなたがここから先へ進みたいと思うなら、あなた自身のインナーチャイルド(内なる子供)を思い出し、生かしてやらなくてはなりません。イエスも言っています。“心をいれかえて幼子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう”(訳注:新約聖書マタイによる福音書第18章3節より)。
自分自身を見てみましょう。私たちの大人の側面、つまり自分はわかっている、知っていると思っている部分です。もしかするとあなたは世界的に著名な大学の修士号や博士号を持っているかもしれないし、その道のエキスパートと見なされているかもしれません。また有名人で、世間から非常な尊敬を集めているかもしれません。しかしながら、もしあなたが「母なる地球」を知ろうとするなら、それらはすべてみなわきに置いて、きれいさっぱり忘れなければなりません。「母なる地球」はそんなものに何の意味もないのです。彼女は子供が大好きです。あなたの内に存在する子供のような健全さや無邪気さが、大人というがらくたの仮面を突き破ってあふれ出してくれば、あなたの霊的生活には本物の何かが始まるでしょう。
中略
あなたが「母なる地球」であるロウアー・セルフと繋がりたいと思うなら、あなた自身のインナーチャイルドをさがし出して、もう一度子供にならなければなりません。そして「母」と遊び、歓喜し、本当の意味で生きることを楽しんでください。つまり喜びあふれた人生を生きる、ということです。中略~
つまり他の誰かがあなたに対してこう生きるべきだと考えるようにではなく、あなた自身が本当に生きたいように生きるのです。そうすれば必然的に人々や動物や他の生命を思いやることになります。それはあなたに何か言いたいことがあるからではなく、ただつながりが感じられるから、自然とそうなるのです。
中略
カフナによれば、ロウアー・セルフとの間に真のつながりが築かれてはじめて、ハイアーセルフともつながることができます。そしてあなたにその準備ができたかどうかを決めるのは「母なる地球」その人なのです。「母なる地球」があなたに準備ができたのを感じ取ったとき、ハイアーセルフというあなたの崇高なる側面に引き合わせてくれるのです。どれほどの力や決意をもってしても、またどんなに懇願したり、自分を憐れんだりしても、そこに達することができません。愛と、純真無垢と、きわめて大きな忍耐だけが、あなた自身の道を見出せるように導いてくれます。チャレンジ精神は忘れてください。「母なる地球」とつながろうとすることさえ忘れるべきでしょう。頭ではなく、ただハートから人生を生きることが必要なのです。そうすれば思考も、ハートの統制下で機能するようになってきます。
ハイアーセルフ~すべてなるもの~
さてロウアーセルフが地球であるなら、ハイアーセルフは何なのでしょう。その答えはいたってシンプルです。ハイアーセルフは、それ以外に存在しているものすべてです。全ての惑星、恒星(太陽)、銀河、さまざまな次元など、あらゆるものがハイアーセルフです。それはあなたです。
あなたがはてしなく無限に広がっているように、ハイアーセルフの上にハイアーセルフが存在するのもそういう理由なのです。ハイアーセルフの体験は、ロウアー・セルフの体験とは非常に異なります。
これはたとえ話として聞いてほしいのですが、「母なる地球」は良く私たちと遊びながら、自分がハイアーセルフだと言って、私たちの気を引くような言葉を使って語り掛けてきます。瞑想中にやってきて、私はあなたのハイアーセルフだから話を聞きなさいと言うかもしれないし、たとえば地球のためのプロジェクトで世界中をまわりなさいなど、あらゆる地上的な事柄について指示してくるかもしれません。彼女はただ遊んでいるだけにすぎないのですが、私たちはそれが単なるゲームだとは知らず本気にしてしまいます。
もし「母なる地球」に、本当に自分のハイアーセルフなのかどうか教えてほしいと訊けば、彼女は決して嘘はつきません。きっと笑って本当のことを話してくれるでしょう。この時点で笑い流し、また彼女と遊び始めればよいのです。ところがたいていの大人は腹を立て、自分は利用されたなどと考えます。それでつながりを失ってしまうのです。カフナたちは、ハイヤーセルフとつながるときには必ず相手が本物のハイアーセルフであるかどうかをたずね、確かめます。「母なる地球」はユーモラスな少女ですが、あなたの純粋なハートから知り合えばその素晴らしさがわかります。瞑想者の認識からもっとも漏れてしまいがちなのは、「母なる地球」はあなたであるということです。
ハイアーセルフは、どこのどんな生命体が知っていることも熟知しており、あらゆるものが生きていることを知っています。そして「母なる地球」が地球の未来に起きることを知っているのと同様、ハイアーセルフはそれ以外の全ての被造物に関して未来に起きることを何でも知っているのです。
あなたがひとたび意識的にロウアーセルフとハイアーセルフの両方につながると、人生はそれまで知っていたどんなものともまったく違った体験になります。人生はあなたを通して展開され、あなたの言葉や行動が大きな力を持つのです。なぜならそうした言葉や行動は、小さな枠にはまったミドルセルフからくるのではなくて、あらゆる生命、あらゆる被造物からやって来るものだからです。あなたの外側には何もありません。すべてはあなたの内側にあります。そしてあなたが本当は誰なのかという真実が解き明かされてゆくのです。
中略~

「ピーターパンが大人になった姿を描いた映画、『フック』を見ましたか?ロビンウィリアムズが演じていたのを御存じでしょう。この映画はまさしく今ここで話していることの物語なのです、まさしくです。まだなら是非見て下さい。」

フックを見てみました🎵
いやーーー ピーターパンが大人になったらの話ですが、かなり深いエッセンスにあふれていました。
信じれば そうなる。
願えば 叶う。
自分を思い出す。
書き出すだけでスピリチュアルエッセンスだらけです(笑)
そして20年ぶりに(笑)フラワーオブライフを読みましたが、自分に起こっていることがとても理解できました。
今日の学びに心からの愛と感謝を込めて・・・・・
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